2016.09.23

「小説VOTOMS いちぶんの一 2016」アラスカ旅行その2

 アレウト列島…あたしらにはアリユーシャン列島の方が耳になれているがその列島の東のどん詰まりにアラスカ半島があるその半島のさらに東側にコディアックという島があるが、ここが今回のあたしらの目的地、つまり世界最大のクマ、コディアックベアーがいるところなんである。まあ諸説あるが一般には最大のクマはホッキョクグマということになっているがコディアックはそれにタメを張ると言われている。最大700kg.前後になるらしい。まあそんな個体は今はいないらしいが無制限にハンティングが許されていた時代には近い記録がうようよ残っている。北海道のヒグマは250くらいだしアメリカ本土のイエローストーンのグリズリーも300平均らしいからまあ破格と言っていい。
 なんでそんなに大きくなるのかというと従来は食料が豊富だからという理由が主力だった。植物性の食べ物のほかサケ類があらゆる川にメチャ上がってくるまあ食べ放題という訳だ。昨今はその他に遺伝子の中にホッキョクグマの遺伝子が発見され、つまりは色は違えど同族ではないかとの説が浮上してきている。何はともあれデカいのだ。
 コディアック島はその昔アラスカがロシア領だったころの中心地だった。だから市内に旧ロシア時代の匂いが色々と残っている。市内中心地から橋一つ隔てたニアーアイランドという島にあたしらが乗る水上飛行機が待っていた。乗るのは友人一家の三人とあたしら夫婦の二人と現地ガイドのジョーさん一人、パイロットと合わせて7人だ。それで機内は一杯一杯普通車のバン並みの広さだ。起伏に富んだコディアックの地表を見ながら飛ぶこと1時間余り、とある川が流れ込む小さな湾に着水した。むろん桟橋などなく胸までのゴム長をひざ上まで濡らしながらの上陸である。

001_2


002_3


003_2


 今回こそ巨大クマとの遭遇まで行きたかったのだが、それはまた来週に。


高橋良輔(監督)


装甲騎兵ボトムズ 絢爛たる葬列 【第3回】掲載!

Yatate_205x70


BOOK☆WALKERで「小説ボトムズ 秋の電子化キャンペーン」10月5日まで開催!
高橋良輔監督直筆のサイン色紙を抽選でプレゼント!!


003_6


| | トラックバック (0)

2016.09.16

「小説VOTOMS いちぶんの一 2016」アラスカ旅行その1

星野道夫没後20年
 過日、星野道夫没後20年写真展を見に行った。会場は多くのフアンが詰めかけ賑わっていた。どの写真もあたしらには馴染み深いものであったが、大パネルに蘇ったアラスカの大自然の映像は新たな感動をひき起すものだった。あたしらもここのところ夏は毎年アラスカに行っている。
「なんでそうアラスカに行くの?」
と皆に聞かれるが、
「まあボトムズの作者は荒野が似合わないとね、少なくても荒野好きじゃないといけないんじゃない」
なんて冗談飛ばしているが、実はフェアバンクスで友人が北極圏のガイドをやっているのが現実的な理由、心理的ベースはその友人共々星野さんの世界への憧れが大である。
 アラスカは俗にラストフロンティアとも言われている。まあそれだけ手付かずの自然が残っているといえるだろう。都合7回のアラスカ行きで結構な種類の野生動物と出会ったがやはりクマは特別な存在だ。アラスカの原野に身を置くと……特にキャンプなどすればなおさらだが、クマが怖い、本当に怖いのだ。星野さんの書かれたものの中にこんなようなことがあったと記憶している。
『アラスカでは、いつもクマの存在を意識する。それはなんて素敵なことだろう。この原野のどこかにいるクマの存在が、言い知れぬ緊張感を呼び起こしてくれる。もしアラスカにクマがいず、キャンプの夜、何も怖れずに寝るのであったら、それは何と味気ないことだろう』
 で、アラスカに行くといつもクマを怖れながら怯えながらの旅を続けるのだが、実のところはクマにはなかなか出会えない。今までの旅でクマ=グリズリーベアーに出会えたのは4回ほどだった。それもはるかに遠いところにいたものにでる。クマをもう少し身近に見たい!じっくり見たい! と言うあからさまな欲求に重心を置いた旅が今回の旅であった。


P1060151

 ああそれなのにそれなのにである。願いは大自然の中にたたずむ荒野の王としてのグリズリーベアーに会いたい、というものなのに、ああそれなのにそれなのにである。旅のしょっぱな、それも舗装道路の真昼間のハイウエイの傍らでのんびりブルーベリーあたりを食む親子連れのクマに出会ってしまったのである。

 次回は願い通りの荒野の王としてのグリズリーベアーとの出会いをお伝えします。

高橋良輔(監督)


装甲騎兵ボトムズ 絢爛たる葬列 【第2回】掲載!

Yatate_205x70


| | トラックバック (0)

2016.09.14

「VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」アストラギウス文字取扱説明書クリアファイル発売決定!

Vrzone___0913お台場ダイバーシティ東京プラザの“VRエンターテインメント研究施設”「VR ZONE Project i Can」で大好評のアクティビティ「VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」の取扱説明書(アストラギウス文字版)をクリアファイルで完全再現しました!
「VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」の操作方法から体験上の注意事項までを「アストラギウス文字」で完全網羅したバトリング野郎必須のアイテム!手に入れて腕を磨いてください!

「VR ZONE Project i Can」のみで購入可能な限定アイテムです。
施設ご入場には予約が必要です。
WEB予約制ですので公式HPからご予約の上ご来場ください。
また、「VR ZONE Project i Can」は2016年10月10日までの期間限定の店舗となっております。
ぜひお早目にご来場ください。

商品名:VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎 アストラギウス文字取扱説明書 クリアファイル
HPアドレス:http://project-ican.com/
価格(本体価格 税):370円+税
サイズ:A4サイズ
発売日:2016年9月14日(水)


高山圭祐(VR ZONE Project i Can

| | トラックバック (0)

2016.09.09

「小説VOTOMS いちぶんの一 2016」VR初体験その3

 前回ヘッドマウントディスプレーを着けたとたんATのコクピットに座り格納庫にいる自分にビックリしたところまで書きましたが、いやいやその後もビックラコンの連続で、なんと大河原さんとATの模擬戦までやってしまいましたよぉー。しっかしまあなんによらずやったことのないってのは仕方がないもんで、対戦といっても相手が、つまり大河原さん機が見つからない。やみくもにATを走らせてフィールド内の障害物に何度激突したことか、ま、あれだけで私の乗ったATは大破でしょうね。右のスティックがヘビーマシンガンのトリガーで左のスティックがショルダーミサイルなのだけど、その使い分けなどてんでできない。右往左往して勝負もついたのやらどうなのやら分からないうちに私らのVR初体験は終わってしまった。後で聞いたことだが銃弾が尽きればアームパンチ攻撃もできるとのこと、取っ組み合いなら昔取った杵柄「やってみたかったあー!」なあーんて後になったら何とでも言えるって、ゲームオーバーになって額の汗をふきふきしほっとしたのはどこのどいつだっての。

31

 ゲーム初心者の私ごときがこと細かくVR体験を綴っても詮無いことなので、ほどなく湾岸で公開されているらしいのでご興味のある向きはぜひご自分で体験してみてください。ただですねえ、まあ自分たちで作ったボトムズ世界ですが、私にはあの中で、まあ、まさに鉄の棺桶の中で意味も分からない戦いに明け暮れるのは、どうにも辛すぎますねえ。
 スタジオの外に出てみると夏本番前の太陽がギラギラ、さてどこかで冷たーーーい奴をグッとやりますか。

 なんだか薄―いVR体験記を書いてから……気が付いたらもう2か月がたっていました。「あーあ、夏も終わりかあ……」
と脱力感に包まれていた私に大本営から突然の転進命令が! その内容はと言えば、私らが予てより計画していた某某某所ネット出版よりのボトムズスピンオフ小説連載を某某某ネット出版連載より急遽撤退、いや転進、大本営=すなわちサンライズが秘密裏に計画していた『矢立文庫』なるものに切り込み役1番手連載という命令である。

「矢立文庫―ぉ!?」

驚く間もあらばこそ、転進作戦は迅速果敢に進行した。連載初回は9月9日って「今日じゃない! なぬっ、題字もおーー!」書きましたよ“題字”も、もうこうなれば破れかぶれです。ってなことで、
『装甲騎兵ボトムズ・絢爛たる葬列』本日18時連載開始です。


32

高橋良輔(監督)


Yatate_205x70

| | トラックバック (0)

2016.09.02

「小説VOTOMS いちぶんの一 2016」VR初体験その2

 で、6月30日東京メトロ門前仲町のバンダイナムコスタジオへという話であります。駅改札3番出口付近でサンライズスタッフと待ち合わせという段取りでその場についてみると、なんとまあ!
「ヘーイおひさぶりねー!」
 とスティーブが、確かに久方ぶりだ、東京に来てたのだ。スティーブについて説明すると面倒になるが、日系三世のアメリカ国籍を持つ、まあバンダイナムコ関係者ということにしておこう。詳しく知りたい方はかつて私が日経トレンディで連載していた『新・小説VOTOMS いちぶんの一』を検索してみてほしい。

 さてさてスタジオなるものにたどり着いてみると私の予想に反してスマートな近代ビル。中に案内され開発責任者の“コヤ所長”なる御仁に引き合わされる。名刺を頂いた。その名刺にはお茶目な写真に合わせて[未来が見えすぎている]とのコピーが添えられている。うーんなかなかの切れ者かもと思わず身構えるが、かねての顔見知りらしくスティーブとじゃれあう姿を見ると(なんだか馴染めそう。お仲間かも)と少し気を緩める。そんなこんなに大河原さんも到着、相変わらず緩みなくスリムでダンディーだ。日頃の無沙汰を謝す。

 さてATのVRシミュレーターである。あたくし自慢ではないがゲーム的なものはまるっきしのカラッキシなのである。どのくらいまるっきしのカラッキシかというと、碁将棋はおろかパチンコスロットルはむろん大昔はやったインベーダーも触ったことなし、街のゲームコーナなど不良がたむろす処と恐れて近寄ったこともない。ましてや筐体ゲームなどブルブルブルなのである。その私がVRシミュレーターだ、どうなるんだろう!?

 やがてマッドサイエンテストの研究室中央に到達、ありましたありました(あれがそうだな)という二つ並んだ運転装置様なもの。
「まずはこれを」
と渡されたヘッドマウントディスプレーを着けてみると辺りが一変、
「うおおーー! こ、これは!」
そこは、暗く冷たく重く沈んだATの塒……まさに格納庫だった。

Img_4003


高橋良輔(監督)

| | トラックバック (0)

«threezero製1/12スケール・スコープドッグが予約受付中!