2017.03.30

良輔監督いちぶんの一 『手塚治虫記念館トークショー』

良輔監督は3月12日(日)に宝塚ホテル(兵庫県宝塚市)で開催された『手塚治虫記念館トークショー 富野由悠季×高橋良輔「虫プロの遺伝子~ロボットを創った男達」』に出演。

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富野監督と良輔監督は同時期に虫プロダクションに入社して、アニメーションの仕事を始められました。虫プロダクション時代のことや手塚治虫先生との思い出話。さらにお互いの作品やロボットアニメ、最近の作品に至るまで、お二人の間柄が垣間見えるトークで会場を大いに沸かせて、怒涛の二時間があっと言う間に過ぎた気がいたしました。

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そんな良輔監督が参加する「最低野郎」新酒発表会が4月9日(日)に天橋立(京都府宮津市)で開催されます。
お近くの方はぜひお越しください。
イベント詳細 http://sake-shiraito.com


内田(サンライズ・web担当)

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2017.03.29

GHK出張版 ガーガメルのボトムズシリーズ 其の弐 Extra issue of GHK : Gargamel’s VOTOMS sofubi series Part 2

今回で二度目の寄稿となります、ガーガメルの池田圭郁と申します。
4/1に、ボトムズシリーズの新作「スタンディングタートル」と「スナッピングタートル」を発売します。
Hello, I am Kiyoka Ikeda of Gargamel Ltd. This is the 2nd contribution about Votoms.
I will like to introduce our new product of Standing Turtle and Snapping Turtle.


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4/1発売予定 各5,093円(税抜)
Release on 1st Apr. Price : JPY5,500.-


このソフビ版ボトムズは、83年TV放送当時に発売されていたら?をコンセプトに当時っぽいソフビを目指して制作してます。
新作スタンディングタートルはヘビー級ATなので、既発のスコープドッグとのスケール感を合わせ、大きめに制作しています。
I produced these soft vinyl Votoms figures as if there have been sold in 1983 on air time. This is the concept of planning and there 80’s deformed sofubi style is our intension. Standing Turtle is heavy AT, and the figure volume is bigger than Scope Dog that we released before.


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スコープドッグとの比較
Completion with Scope Dog.


前回は企画意図について、こちらで書かせて頂いたので、今回は彩色についてお話ししたいと思います。
I have already explained planning and concept of this Gargamel’s VOTOMS sofubi series on http://votoms.cocolog-nifty.com/web/2016/02/ghk-extra-issue.html
so this time, I would like to write “Painting way”.


1960年代後半の第一次怪獣ブーム時にマルサン商店が怪獣ソフビを発売してから、各メーカーは様々なキャラクターをソフビ化して行きました。
その中で、「ユーザーに、いかに安価でも良い物に見せるか?」が試行錯誤されてきたと思います。
The 1st boom of Japanese Kaiju sofubi was in 1960’s, Marusan shoten, the first of the list, and the many toy makers produced a lot of soft vinyl characters.
They had been taken trial and error for aiming to sell to customers. Their goal was keeping cheaper price with keeping high quality.


ソフビと言ったらのマルサン商店の怪獣ソフビは、背面までしっかり塗装されていました。
マルサン商店の怪獣ソフビの当時の価格は、スタンダードサイズ(全高約20cm)で350円でした。
Marusan shoten’s kaiju sofubi was painted on her back whole and completely.
At that time, their price of standard size (approx. 20 cm tall) was 350 JP yen.


駄菓子屋に列んでいたら高額商品になりますが、
玩具屋に列んでいたら安価な部類になると思います。
If such kaiju sofubi figures were sold at penny candy store, it would be expensive goods. But, sold at toy shop, it would be recognized as cheaper toy.


ソフビは消しゴムやプラモデルなどに代表される射出成形(インジェクション成形と言います)とは、金型も成形も仕方が全く違います。
金型代はインジェクションに比べ、ソフビのほうがかなり安価ですが、
機械で成形するインジェクション成形に対して、ソフビは一点一点、成形職人が手作業で生産するため、成形コストは高くなってしまいます。
Soft vinyl figure is Not manufactured by using injection molds which can produces plastic model kit or eraser. By injection mold manufacturing way, the cost is so expensive but it can be produce huge pieces by machine control at one time. Slush mold way for sot vinyl producing can take not so expensive cost but craft-man makes it one by one pulling from slush mold cavities by his hand, and finally manpower cost and unit cost would be expensive.


この様な制約もある中で、当時の玩具メーカーはソフビ商品の仕様に関して
可能な限り安く量産出来ることを求めたと推測出来ます。
そうなると、背面まで塗装をするのはコストが高くなってしまいます。
また、怪獣ソフビは塗装工場の職人がフリーハンドで塗装しているものがほとんどで
商品のクオリティが職人の腕に因るところが大きく、クオリティは安定しなかったと思います。
I guess the toy makers of those days thought to save the cost, and to produce more pieces as they could do. The whole painting included the back of kaiju, the unit cost would be impacted. Also it was depends on factory worker’s skill of painting, it might be not easy to keep same quality one by one.


70年代に入り、ロボットアニメから生まれたロボットソフビは
怪獣のようなフリーハンドの塗装から、塗装用の金型(マスク型と言います)を使用した塗装に仕様を大きく変えました。
しかし、マスク型は高価なので、超合金の様なしっかりした塗装をするにはコストがかかり過ぎます。
In 1970’s, many robot animation TV programs were produced and broadcasted. And there were a lot of robot sofubi figures we could see. These painting ways was changed to use “spray-mask” from free hand-spray for kaiju sofubi. But spray-masks are not cheap, the plate was almost same as one of the mold. Also it caused to be cost impacted.


そこで採用されて行ったのが、
ソフビとして割り切って、背面の塗装は無し!の仕様になったのだと思います。
当時の玩具メーカーは、背面の塗装が無いことで商品の見栄えが悪くならない様に
複数を一枚の台紙に張り付けて前面だけが見える様にしたり、
パッケージをブリスターパックやボックスなどで背面が見えにくい仕様にしたりと、
商品としての見栄えもしっかり考慮して工夫もなされてました。
So that, soubi makers thought “no need to paint on the back of figure !”.
It was drastic thinking that sofubi was not precise figure like Chogokin robot figure.
So sofubi makers thought new package that shown only front of figure with backboard for hiding back of figure, or set blister, also introduced box package for sofubi robot figures. Finally the package was fine and had a value of figures.


装甲騎兵ボトムズは83年放映作品なので
同じ83年に放送されていた当時もののロボットたちを並べてみます。
“Armored Trooper Votoms” was broadcasted in 1983, and here’s same age robots.


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左から、タカトク製オーガス、サスライガー、ガーガメル製ボトムズ、クローバー製ダンバイン
From Left: Takatoku toys’s Orguss and Sasuraiger, Gargamel’s Votoms, and Clover’s Dambine


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背面は気持ちいいくらい、なにも塗ってません。
No paint on the back, no uncomfortable.


この様に、表から見える部分のみを塗装することで、
見栄えの良さと買いやすい価格を実現して行った当時のメーカーを、僕はステキだと思います。ガーガメルのボトムズシリーズもこの表面だけ彩色仕様を採用しています。
Painting only on the front, it gave fine looking and low cost to produce. I totally understand and support such those days sofubi maker’s thinking.
So Gargamel follows such style for making our Votoms sofubi series.


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左から、クローバー製アイアンギア、ガーガメル製スタンディングタートル、タカラ製ダグラム
From left : Clover’s Iron Gear, Gargamel’s Standing Turtle, and Takara’s Dougram


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こちらも背面は全く塗装無しです。
Also no paint on the back.


また、パッケージのヘッダーは、経年劣化の折れや擦れを印刷で表現したヴィンテージ仕様にしています。
The header of package is vintage-like printing.


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印刷で再現しているため、本当に折れてたり剥がれてたりはしません。
It is intentionally print way like folding and mess up as aging.


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商品を入れるとこんな感じになります。
In the package.


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この様にガーガメルのボトムズシリーズは
可能な限り、造形だけでなく彩色、パッケージまで当時ものを考察して制作しています。
また、製品の彩色も全て自社で行ってますので、
生産時にはこんな夢の様な眺めが見れます。
Gargamel Votoms sofubi series is highly respects those days sofubi style of sculpturing, paint and also package.
Gargamel paints for our soubi Votoms ourselves, so in the production running, I can see dream view like this.


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これを眺めていると、気分はまさにカンジェルマン殿下。
こう見ると、改めて「イプシロン、目立ってるな~」って思います。
I feel I am Heloram Kanjelman. And exactly, “Ypsilon stands out”.


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まさにエース機。カッコイイです。
Super cool ace machine.


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ガーガメルのスタンディングタートルとスナッピングタートル、宜しくお願いします!
Don’t miss it the new releasing, Gargamel’s VOTOMS sofubi series “Standing Turtle” and “Snapping Turtle”.


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池田圭郁(ガーガメル)
Kiyoka Ikeda(Gargamel)

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2017.02.22

良輔監督いちぶんの一 『ワンダーフェスティバル2016冬』  アクティックギア再動!!

2月19日(日)に幕張メッセで開催された『ワンダーフェスティバル2017冬』のタカラトーミーブースでアクティックギアシリーズの10年ぶりの再始動が発表されました。

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当日は高橋良輔監督がタカラトミーブースを訪れ、開発担当者より説明を受けられました。

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ブースにはテレビシリーズ当時のタカラの開発担当者の泉博道さんも来てくださいましたので、監督と一緒に記念撮影いたしました。

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「アクティックギア装甲騎兵ボトムズ AG-V18 AT ChroniclesⅠ クメンの砲火」は2017年6月下旬発売です。
商品の詳細はアクティックギア 装甲騎兵ボトムズ オフィシャルサイトでご確認ください。


内田(サンライズ・web担当)

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2017.02.06

メカニックデザイナーの仕事論 ~幅広い世代から支持される理由?~が開催されました

1月27日(金)にはまぎんホール ヴィアマーレにて大河原邦男さんによる講演会メカニックデザイナーの仕事論 ~幅広い世代から支持される理由?~が開催されました。
会場には『装甲騎兵ボトムズ』や『太陽の牙ダグラム』『機動戦士ガンダム』などのイラストのほか、大河原邦男オリジナルデザイン[iXine|イグザイン]も展示され、公演前に鑑賞できました。

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講演会では子供時代の思い出として小学校の図画工作でレジンを使った授業がありその先生のお陰でモノ造りの魅力に取りつかれたことなどを交え、タツノコプロに入社アニメーションの仕事につくまでのプロフィールを語られました。

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その後、アニメーションの仕事の流れや担当された作品について設定画などの画像を交え説明され、「アニメーションのプレゼンではモックアップを作る事により、スポンサーにもわかりやすく企画が通りやすかった」という話とともに『装甲騎兵ボトムズ』のスコープドッグのモックアップの写真も紹介されました。

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また、仕事のスタイルとして同時に複数の仕事を受けるので、仕事が来るとすぐに仕事に取り掛かり、見通しが付くと一定の思考期間を空け、その次の仕事に取り掛かりまた同じことを繰り返し、そうすると前の仕事の事もいつも仕事をしながら考えられるし、同じ期間に複数の仕事をできるので、それが良いなとずっと行っていることなども表を交え説明されました。
近年の仕事として、超小型モビリティー「MACHINA(マキナ)」や除草剤のロボ、イノーバトリオのデザインなどのアニメーション以外の仕事も紹介されていました。


内田(サンライズ・web担当)

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2016.12.28

「小説VOTOMS いちぶんの一 2016」     戦場の哲学者…出版できたぁ!

 12月7日新宿区高田馬場芳林堂にて『装甲騎兵ボトムズ・戦場の哲学者』のトークショー及びサイン会を開いていただきました。多くの方々にご参加いただき本当に楽しい時を過ごすことができました。ここに改めて御礼申し上げます。ここに来るまでは出版社の編集の方々、サンライズのスタッフの皆さん、大河原邦男さんをはじめとするシラユキ―さん土林誠さん池田成さんなどクリエーターの方々にも一方ならぬお世話になりました。繰り返しになりますが厚く御礼申し上げます。
 という訳で、肩の力が抜けた穏やかな年末を過ごしておるわけですが、はやくもスタッフからは、
「で、どうするんですか?」
という言葉が発せられて、
「え? どうするって?」
とボヤケた対応をするあたしらにスタッフからは二の矢三の矢が、
「この出版は起爆剤とか何とか言ってたじゃないですか」
「起爆剤というからには本体があるんでしょう」
「導火線の役は担いますから、バチバチ火が走っているうちに本体を仕込んでください」
「本体って⁉」
「映像でしょう‼」
「…………」
「やりたくないんですか?」
「そ、そんなことは!」
「じゃやるんですね!」
「ア、 アイディアはある、い、いや構想はある!」
「カタチにしてください」
「ハ、ハイッ!」

 てなことで私らの来年が決まりました。この数年楽しておりましたので2017年は頑張ってみようと思います。構想はあるんですから(笑)やるっきゃないですよね。で、その構想が動き出す、いや歩き出す、いやいや走り出すまでこのブログもちょっとお休みさせていただきます。構想が構想であって妄想でなくなったときまたブログを再開したいと思います。それまで皆さんどうぞお元気で。


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高橋良輔(監督)

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